50代の転職で重要なのは「人脈」だけじゃない! 第2話

キャリア論

「よし辞退しよう」

リビングのソファに座って、愛用のMacBookに映ったエージェントからのメールを眺めながら、しばらく考えて決断した答えだ。

時計の時刻は23時半をまわっている。

気づかないうちに、30分以上ソファに座って考えに考えていた。

辞退すると言っても、人脈だけを当てにした課題の内容が気に食わないとも言えない。

でも、そう感じた気持ちをオブラートに包んで伝えたい。どのように伝えようか?

悩んだ挙げ句、AIを使って僕が納得のいくメールの文章を作り上げた。

AIは便利ではあるが、やはり細かい言い回しやニュアンスの調整は必要だ。

何度もAIと対峙しながら、自分の気持ちに最もマッチする内容になった。

ブランドには非常に魅力を感じており、

ぜひ仕事をご一緒したいと考えておりました。

簡単に紹介すると、

「僕は人脈を活かして接点をつくることはすぐにできるけど、日本の法人ビジネスでは、信頼の裏付けとなるしっかりとした基盤(バックボーン)がないと「持続的」な売上拡大はできない。」

というようなことを書いた。

これが正直な気持ちだし、外資系企業に分かって欲しい素直な思いだった。

結局、人脈を使って瞬間風速的に売上が出来ても、その企業のためにはならない。

大切なのは、信頼を築いて長く取引出来ないと意味がない。お互い不幸じゃないか。

そう思った。

夜も更けて、頭ももうろうとしていたが、なんとかAIにサポートしてもらいながら、先方を尊重しながら主張するメールを送信できた。

「もう断られてもいいや」

そんな気持ちで、またベッドに戻って横になった。

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