不動産実務検定1級の受験記 第8話

不動産実務検定1級

「あっ!鹿だ!」

勉強も転職も詰め込みすぎた頭を一度リセットするために、富士山の麓にあるキャンプに来ていた。

朝起きて、椅子に座ってココアを飲みながら雄大な富士山を眺めてた。

その時、500メートル先の左側の茂みから、体長2メートルくらいの大きな鹿が3頭、右に向かって走っていった。

その後、富士山の稜線から日が出た。

絵に書いたような、感動的な風景だ。

「明日からまた頭を切り替えて頑張ろう。」

僕は余韻に浸りながら、心のなかでそう思った。

思えば、先週の土日が不動産実務検定1級の講座だった。

前日からキャンプという非日常の世界にいるせいか、遥か昔のことのように感じる。

しかし、普段の仕事をこなしながら、転職活動もして、不動産実務検定の講座も受講し、新潟の物件の募集活動もしている。

僕はこのとき、「すべてを同時にやるのではなく、優先順位をつけて集中する」という戦略を取った。

このキャンプにきたことで、頭の中を完全に再起動させ、新たなスタートを決意したのだ。

先週、講座が終わった翌日の月曜日の朝9時に、予告通り、アユカワ先生からメールが届いた。

「【重要】不動産実務検定1級講座、受講お疲れ様でした。」

というタイトルだった。

内容は、

・事前課題の回答と解説

・講義で使用されていた各講師の資料

・受験案内

・受験チケット申込書

・受験対策用の365問の問題と回答

だった。

不動産実務検定1級の講座の受講料には1回分の受験料が含まれている。

まずは、送られてきた受験チケットをJ-RECの事務局に送らないと何も始まらない。

注意したいのが、受験チケットの有効期間が2ヶ月しかないことだ。

できれば、連休のときに集中して勉強して、連休最終日に受験したい。

すでに2月の半ば。

2ヶ月先となると、GW前のタイミングが受験日のリミットになってしまう。

「3月の中旬まで受験チケットの申込みを遅らせるか」

そう考えた。

本当は、このままの勢いで受験チケットを申し込んで、強制的に受験しないといけない状態を作ったほうがいいことは分かっている。

しかし、どうせ受験するなら、少しでも学習時間を受験日前に確保して、合格する確率を上げておきたい。

それに、転職活動のほうも、このときから本格的になってきている。

2月3月は、企業の採用募集のハイシーズン。

このタイミングを逃したくはなかった。

僕は朝の焚き火を眺めながら、2月3月は転職活動にフルベット、その後、不動産実務検定の受験チケットを申し込み、GWの最後に受検というプランを考えた。

かなり現実的な戦略だ。

そして今まさに、3回の採用面接を終えて、不動産実務検定1級の受験チケットの申込書を提出し、チケットをダウンロードした。

もう後戻りはできない。やるしかない。

自分で自分を追い込めるかどうかが、この手の資格試験の重要なポイントなのだ。

そしてそれは、仕事でも不動産投資でもまったく同じだ。

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