不動産実務検定1級の受験記 第5話

不動産実務検定1級

「もうこんな時間か」

初日の不動産実務検定1級の講義で疲れていたせいか、昨晩飲んだ缶ビールが意外と効いたみたいだ。

いつもより早めに寝たのだが、目覚めは朝7時。

隣に寝ていた妻はすでにいない。

1階から洗濯機のモーター音が聞こえる。

働き者の妻には感謝だ。

普段の平日は6時半に朝食を食べているのだが、土日だけは8時と決まっている。

少し時間があったので、ベッドに横たわったまま、パソコンを開いてメールのチェックやYou Tubeで不動産賃貸業に関係する動画を眺めた。

このダラダラする一人の時間はとても貴重だ。

8時に朝食をたべて、朝の身支度とペットの亀の水槽の掃除を終わらせた。

不動産実務経験の講義は2日目も10時スタートだ。

机の上を整えて、愛用のMacBookをセットした。

不動産実務検定講座のzoomは9時45分から入室可能だ。

まだ早いかなと思ったが、準備も整ったことだしマウスでクリックして入室した。

さすがに入室している人はまだ少ないようではあるが、すでにカメラをオンにしてスタンバイされている人もいた。

「僕も頑張らなきゃ」

もちろん、その人は知り合いではないのだが、いい意味での刺激を受けた。

不動産賃貸業は孤独だ。

家族や知り合い、会社の人には絶対に不動産賃貸業の話なんてできない。

以前、競売の名人と呼ばれてる藤山勇司先生の講義を聞いたときに、不動産賃貸業をしている人は隠れキリシタンのようだと言っていたのを思い出す。

自分が不動産賃貸業をしていることは言わないほうがいい。僕の場合は、特に会社の人になんか言ったら面倒くさいことになるのがわかっている。

だから、同じ目標に向かう同士が頑張っている姿をみて、自分も感化される環境というのは貴重なのだ。

ただ単に不動産を学ぶだけではなく、前向きなに努力しようと感じることができるのも、不動産実務検定の講義を受講するもう1つのメリットだ。

さて、そんなことを考えていたらスタートの10時になった。

2日目は、前日と同じくアユカワ先生が基本的には講義をされるが、ところどころで他の講師の先生が講義をする。

他の講師の先生の中には、初めて講義される先生もいた。

良かったのは、僕も不動産実務検定のマスターまで取得すれば、講師になれるイメージがついたことだ。

僕はすでに2級を取得していて、今回1級を受ける。もし合格すれば、マスター資格にチャレンジできる。

なんだか夢がある。

少し先の未来を思いながら、2日目の講義を受講した。

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