築古戸建て購入の記録(大網1号物件) 第6話

大網白里市1号物件

営業マンとの会話を終え、僕はこの物件を冷静に分析することにした。

「売主は一般人で、住宅の買い替えが売却の理由。値下げ交渉のレベルは不明・・・」

そして、僕の前に内見をしたのは「業者」

物件についての分析はこうだ。

・メリット
築年数は古いがかなりリフォームされている
お風呂もユニットバスで5年〜10年くらいしか使ってなさそう
市街化区域の物件で第一種低層住居専用地域の区画整備された場所
すぐ近くに公園がある
小学校と中学校が徒歩7分以内
バス停、郵便局、スーパー、コンビニも徒歩6分以内

・デメリット
旧耐震の建物(昭和54年築)
都市ガス(当時、プロパンガスだとガス会社がいろいろと設備支給してくれた)
駐車場が1台のみ
あちこち傷んではいる

これらを頭の中で整理しながら考える。

物件についてのデメリットだが、解決できそうな問題ではある。

都市ガスは最悪プロパンに変更できなくはない。
ぎゃくにランニングコストが安いというのをメリットに打ち出せる。

駐車場は、お金をかければ庭を削ってもう1台駐車場のスペースを作れるかもしれない
探せば近くに貸駐車場もあるかもしれない。(→実際にあった)

あちこち傷んでいるのは、DIYで安く修繕する。

田舎ではあるが、徒歩圏内にお店もあり、立地については申し分ない。
立地はあとから修正できないので、これだけでも十分よさそうな物件だ。

「もう一度ぐるっと見てきてもいいですか」

といって、僕はスマホで動画を撮影しながら家の周り、そして各部屋の撮影をしてまわった。

不動産会社の営業マンからしたら、なかなか決めない客だなと思われたかもしれない。

もう1度ぐるりとまわると、1回目と違ったところも見えてくる。

たとえば、階段下の収納スペース。この床がこわれていた。

幸いにして、床下をのぞくことができた。

まあ、昔の家なのでベタ基礎ではなく、布基礎だ(土が見える)

その時は、あまり感じなかったが、湿気がこもるので床下換気扇がついているという。

たしかにキッチンの脇に三菱電機と書いたスイッチらしいものがあった。

「そんなに湿気が溜まるのか。」

少し不安がよぎる。

そして、リビングの床からはガスのホースとガスファンヒーターが置いてあった。

「これは撤去できるのか?」

不動産屋に聞いてもわかるはずもない。

とりあえず、動画で一通り撮影できたので、家に帰ってから妻にも報告できる。

一足前に内見した業者に勝つには、先に買付をいれないといけない。
ここで迷っている時間はない。
でも、ここで間違えたら取り返しがつかない。

もちろん、買付証明書のフォーマットは家で事前に印刷して、金額だけ空欄の状態だった。

「さて、どうするか・・・」

壁際に目を移しながら考えた。さっき壁際にいたクモはいなくなっていた。

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