「見た目がかなり良くなったな!」
僕の中で、この家の中で一番リフォームが必要だと思っていた部屋は、2階の洋室化された和室だった。
この部屋は、フローリングになっていて、押し入れはクローゼットの扉が取り付けられていた。
ただし、壁が真壁(和室のように柱が見える壁)になっていて、壁は聚楽壁という土壁だった。
しかも、柱はDIYでペンキを塗ったような感じになっていたのだが、途中までしか塗ってなかったり、ムラがありすぎる。
そして、聚楽壁は経年劣化でかなり汚れていた。
本来なら、塗装工に依頼して柱を綺麗に塗り、壁は全体にパテ処理をしてクロスを貼れば、見違えるような部屋になる。
当然、僕もリフォーム会社への最初の見積依頼のときには、そのような指示の見積もりをとったのだが、やはり金額が跳ね上がる。
特に、塗装というのは職人に依頼をすると高額なのが分かった。
だからといって、自分ではまだ知識がないし、綺麗に塗れる自信なんて全く無い。
そんなときに、YouTubeでダイノックシートというものを使えばプロのような仕上がりになるというのを見た。
それは、いわゆるリメイクシートのようなものなのだが、3M(スリーエム)という会社の技術力で、普通のリメイクシートとは一線を画す仕上がりになるという。
そこでネットで価格を調べてみると、思っていた以上に高かった。
さすがに職人へ塗装を依頼するほどではないが、DIYで使うには手が出ない金額だった。
前にもこのブログで書いたが、この家のリフォーム費は、もう予算カツカツだ。
とにかく安く仕上げなければならなかった。
そんな中、船橋駅の近くの巨大なダイソーで見つけたのが、100円のリメイクシートだった。
しかも、柱に貼りやすい細長い木目調のリメイクシートもあったので、リフォーム作業の初日はそれを試しに貼ってみた。
そうしたら、本物の木の柱のような見栄えになったので、これを使って、この部屋の柱や廻り縁を、すべてリメイクシートで仕上げることにした。
僕は、大網白里駅近くにダイソーがあるのをネットで見つけて、すぐに車で向かった。
そのダイソーは、路面店になっていて、駐車場も広く、店舗も平屋建てではあったが、かなり広かった。
「船橋のダイソーで買ったのと同じシートは売っているかな」
僕は、試しに貼ったリメイクシートの一部を持っていって、それと同じシートを探した。
「あった!」
全く同じ商品が10個くらいだけ置いてあったのだ。
僕は、そのシートをすべてカゴに入れてレジに向かった。
「ちょっと足りないかもしれないけど、また買いにくればいいか」
おそらく、ダイソーでリメイクシートを大量購入する人はそれほど多くないのだろう。
だから、在庫もそれほど置いてないのだと僕は分析した。
まあ、ダイソーはチェーン店なので、他の店舗でも同じものが置いてあるに違いない。
また追加で買うときは、他の店舗にいけばいいやくらいの感じだった。
早速、それを持ち帰って、貼る作業をやってみた。
「これはいいや!」
本当にカメのようなスピードではあるが、柱が綺麗になっていった。
そのとき、
「これくらいなら、子どもたちでもできるかもしれない」
僕は、1人で黙々とリフォーム作業をしていたが、こういった経験を家族にもしてほしいと思っていた。
なぜなら、親が仕事をしている姿って、見せたことがなかったからだ。
僕はサラリーマンで営業をしているので、平日は、朝はスーツに着替えて出かけていくし、夜はつかれて帰ってきてダラダラしている。
そんな親の姿とは別の姿も見せたいし、こういう仕事も体験させてみたいと思っていた。
「よし、来週は子供も連れて作業をやってみてもらおうか」
そんなアイデアがひらめいたのだ。
翌週の週末がまた楽しみになってきた。


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