「長期金利が上がってきているなー」
スマホでネットニュースを見ていたら、新発10年物国債の利回りが一時、2.810%に上昇したと報道されていた。
1997年5月以来の高水準らしい。
1997年といえば、僕が大学を卒業して就職をした頃だ。
逆に言えば、そこから今まで金利はずっと低いままだったということ。驚きだ。
長期金利は固定金利に影響するため、不動産賃貸業で変動金利で借りている人はすぐには影響は受けないが、今後影響を受ける可能性がある。
マイホームを持っている僕から見た感想は、影響は軽微なものだ。
なぜなら、僕が自宅を購入したのが2006年で、約20年経過し、しかも元利均等返済でずっと返済してきており、利息部分はかなり払った状態になっているからだ。
たまたま、銀行からローンの返済予定表が届いたのだが、次回からの金利が変更になるらしい。
これまでは金利が1.075%だったのが、1.325%になるそうだ。
なるほど、今気がついたが、先日日銀が0.25%の金利アップを発表したが、ぴったりそれと一致する上昇幅だ。
蛇足になるが、住宅ローンの返済で悔やまれるのは、過去に2回も繰上返済してしまったこと。
一般的には繰り上げ返済は「善」と言われているが、不動産賃貸業をしている人たちからしたら住宅ローンの繰上返済は悪手でしかない。
なぜなら手元の現金が減る=経営が不安定になるからだ。
まあ、今となっては仕方がない。
当時は不動産賃貸業をしていなかったから知識がなかったのだ。
一方で、不動産賃貸業をしている僕の目線からすると影響はやや深刻化している。
これまで僕はアパートの購入を検討していて、そろそろ購入しようかと思っていたが、やはり金利が上がってくるとなると購入を躊躇したくなる。
しかし、家賃が上げられる場所で、定期借家契約で入居者と契約できる物件であれば理屈上はいいと思う。
僕はあえて「理論上」という言葉を入れた。
つまり、家賃が上げられる場所というのは存在はするが、さらに、「定期借家契約」を受け入れてもらえるかは分からない。
いろいろと不動産賃貸をしている仲間からも話を聞くが、「定期借家契約」というのが、客付業者の営業でもあまり浸透してない可能性があるという。
そうなってくると通常通り「普通借家契約」で契約する入居者が多くなるが、はたして物価上昇を理由とした家賃の値上げを了承してくれるかどうか。
ここが悩みどころだ。
家賃の値上げができずに、住み続けられてしまうと、金利上昇分の負担を大家側が普段することになる。
借地借家法の強力な借主優遇とも思わされるルールは、今のところは変わらない中で、どのようにして運営していくのか、非常に難しい局面にあると思う。
おそらく借地借家法ができた頃は、不動産賃貸業をしているのは土地を持っている地主が多かったと思うが、今は土地と建物の両方を購入、借入して運営している大家が多い状況だ。
そんな中での金利上昇とインフレ。
不動産賃貸業をしている人間にとっては悩ましい局面である。
では、現在の僕のスタンスとしてはどうなのかというと、少なくとも半年は静観する戦略にする。
理由としては、先月、新しい会社に転職したばかりという点と、今は不動産実務検定マスター資格(講師になる資格)に注力していること。
さらに和歌山の家の売却をしているし、新潟の戸建ての賃貸付をしているからだ。
結構やることが多い。
ただし、静観と言っても何もしないわけではない。
世の中の状況をウォッチし、今後どのような戦略がベターなのかを考えていきたい。

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