築古戸建て購入の記録(大網1号物件) 第4話

大網白里市1号物件

2階への階段は、ちょうど家の真ん中にあった。

階段の下の壁には、漆喰が塗られてあり、その漆喰に家族の手形があった。

大人の手が2つと子供の手が3つ。

おそらく、仲のいい5人家族が住んでいたのだろう。

2階へ向かう階段には手すりがついていたが、下地から外れている場所にネジを打ってあったため、壁にめり込んで穴があいていた。

これは修繕しないとだめそうだ。

2階に登ると三尺×三尺の踊り場があり、左右に部屋があった。

これまで築古の家を何軒も見てきたが、昭和50年代の家は、階段を登って左右に分かれる間取りが多い。

時代時代で、間取りにも流行がある。

僕はまず、左側の部屋に入った。入り口はドアではなく引き戸だった。

中に入ると左側の壁はすべてクローゼットになっていた。これだけ収納スペースがあるのは、入居者にとっても使い勝手がいいだろう。

この部屋は、どうやら元々は和室だったようだ。

入り口は襖の引き戸で、壁は真壁のままだ。

しかし、床はフローリングになっていた。

ただ、気になるのは、部屋の途中で薄い色のフローリングになっていて、見た目は格好悪い。

おそらく、リフォームのときに、余ったフローリング材を使ったのだろう。

そして、部屋の右手にはベランダがあった。もう片方の部屋の方までベランダが続いていて、かなり幅の広いベランダだ。

これだけ広いベランダがあれば、大家族で住んでも、洗濯物を一気に乾かせそうだ。

これは高評価だ。

さて、残る1部屋はどんな感じなのか、階段を隔てた反対側のドアを開けて入っていった。

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