「いよいよ試験日か。」
5月10日の日曜日の朝。
不安な気持ちで、朝食を食べていた。
幸い、GWがあったので、連休を利用することができた。
試験も17時からの予約にしたので、当日もバッチリ勉強できるようにした。
この当日の勉強も入れれば、実質5日間の学習期間ということになる。
僕も、全くのゼロからの知識からのスタートではない。
3年前に宅建を受験して落ちている。
ただ、そのときも約半年間、本気で勉強したので、ある程度の知識はある。
それでも不安なのだ。
「よし、そろそろ出発するわ」
と妻に伝えて、近くのコンビニでレンタル自転車を借り、図書館に向かった。
ここ最近は、いつも9時過ぎに出発していたが、この当日は気持ちが落ち着かず、無意識のうちに8時半に家をでた。
図書館が開く40分前に到着して、入口近くの休憩スペースに場所をとり、まずは120問、問題をやってみた。
「ほぼ全て正解!」
GWに特訓してきた甲斐があった。
それでも、モヤモヤする。
なぜなら、不動産実務検定の試験は、この練習問題から、そのまま出題されないからだ。
周辺知識が問われるのだ。
あなたも、試験の練習問題をやっていると、だんだんと答えを覚えてしまい、分かった気になってしまうことはないだろうか。
僕はまさにそのパターンを気にしていた。
9時半になり、図書館が開き、続々とみんな中に入っていく。
僕はその列が終わる頃に、ゆっくりと中に入っていき、2階のデスクスペースへ向かった。
「よし、一番乗り!」
まだ、誰も座っていない。
いつも座っている席を確保できた。
僕は、水筒のお茶を一口飲み、テキストと問題のファイルをリュックの中から出して机に広げた。
「まずは残りの180問をやってみよう」
ここからは、前回紹介したポモドーロテクニックで集中して1問1問解いていく。
25分後。
180問中、80問くらいまでできた。
そして、席に座ったまま5分の休憩。
周りに座っている人も増えていた。
GWは学生よりも社会人の方が多くいて、みんな調べ物をしたり、僕と同じように資格の勉強をしている人もいた。
「みんな頑張ってるな」
僕が図書館で勉強する理由はこれだ。
「頑張っている人の中に入ること。」
そうすると、自分もやらなければという気になるのだ。
その後、ポモドーロテクニックで、180問もすべて解いてみた。
結果は、約10問だけ間違っていた。
120問と180問で合計300問。
そのうち、10問間違えた。
この10問を完璧にするのに時間をかけるべきか、周辺知識を復習するためにテキストを見るか。
悩んだが、僕はとりあえず一旦30分ほど休憩することにした。
すでに25分の集中と5分の休憩のセットを4回まわしていたからだ。
ポモドーロテクニックでも、4回やったら長めの休憩をするルールになっている。
僕は1階にあるドトールに入り、アイスコーヒーを頼んで席についた。
「さて、これからどうしようか」
時刻は11時半。
17時の試験まではまだ時間がある。
僕はスマホを取り出して、ChatGPTに相談してみた。
すると、もう朝から300問も解いていて、間違いが10問しかないなら、これで終わりにする。
そういう回答だった。
たしかに、そのほうがいいのかもしれない。
何回も同じ問題をするのは、僕が不安だからだ。
何かしてないと、すぐに忘れてしまいそうな感覚に陥る。
しかし、それだけ何度も問題を解くと脳が疲弊して、本番で崩れる。
僕はChatGPTのアドバイスに従うことにした。
コーヒーを飲み終えて、僕は2階のデスクに戻った。
まずは、周辺知識を見直すため、テキストの太字のところと、脇にある注釈を眺めるように見ていった。
まだテキストの半分までだったが、一気に読むと疲れるので、試験会場のある海浜幕張駅へ移動することにした。
すでに時刻は12時半をまわっていた。
僕は荷物をまとめて、図書館をでて千葉駅に歩いて向かった。


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