ギリギリで挑んだ不動産実務検定マスターワークショップ

不動産実務検定マスター

あなたは子供の頃、夏休みの宿題を早めに終わらせておくタイプだっただろうか。

僕の場合はいつもギリギリ終わらせるタイプだった。

この性格は大人になっても変わらない。

良くないと分かっているものの、やはり興味のあることを優先してしまうタイプだ。

今回の不動産実務検定マスター資格の課題も、結局はギリギリになってしまっていた。

ワークショップが水曜日に行われるというのに、結局当日の朝までバタバタと資料作成をしていた。

そして、何とか課題となっていたプランを1つ完成させ、グループワーク用に資料を4部印刷してホチキスで綴じた。

「ギリギリ、何とかこれで今日のワークショップを乗り切れるかな」

なんとか資料をまとめて8時半に家を出た。

しかし、完成した資料にはまったく自信がなかった。

「この内容ではワークショップに参加できません」と言われたらどうしようかと、内心ドキドキしていた。

ワークショップは平日の水曜日。

世の中は普通に平日なので、電車に乗ればサラリーマンも乗っている。

「会社の人たちは、まさか僕が休みを取って別の研修に向かっているとは思わないだろうな」

そんなことを考えながら、僕は総武線の両国駅で電車を降りた。

ワークショップが始まるまで、まだ1時間以上ある。

僕は、個人で使っているMacBook以外に、会社のパソコンもリュックに入れて持ってきていた。

「昨日の仕事のメールの返信もしておかなければ・・・」

僕は近くのマクドナルドに入り、コーヒーをオーダーして2階の席についた。

なにしろ平日ど真ん中の水曜日。

いくら会社を休んでいるとはいえ、前日の夜にもお客様からメールがきていた。

僕は、お客様からのメールに目を通し、1通ずつ返信していった。

そして、会社の同僚からもTeamsでチャットが届く。

僕がお客様へのメールを次々と返信していたので、普通に会社で仕事をしているのだと思ったのだろう。

「今日はお休みしておりまして、これから先は返信もできないかもしれません」

と同僚にもチャットで返信した。

もちろん、その同僚には前日に「明日はお休みします」とは伝えていたのだが、人間忘れてしまうものだ。

あっという間に45分が経過して、僕はいそいそとマクドナルドを出た。

「いよいよだ。本当にあの資料で大丈夫だろうか」

不動産実務検定のワークショップの会場までは、そこから歩いて15分ほどだった。

建物の1階に到着すると、指定された会議室の前には、別の企業の研修会名が書かれていた。

「なぜだ?場所を間違えたのか?」

念のため、他の会議室のところも確認した。

「不動産実務検定ワークショップ」

なんと、別のフロアの会議室に書かれていた!

僕は慌ててそのフロアにエレベーターで向かった。

会議室の前に、J-RECの事務局の知り合いが受付していた。

結局、会議室に到着したのは講義開始の10分前だった。何とか間に合い、僕はホッとした。

会議室に入ると、机が4つの島になっていて、それぞれ4〜5人ずつが座れるようになっていた。

僕は、右側のDグループの島の席に座った。

「こんにちは、今日はよろしくお願いします。」

同じ島に座っていた人が挨拶に来てくれた。

「こちらこそよろしくお願いします。」

すると、他の島からも次々と名刺交換に来てくれた。

僕も一人ひとりと挨拶を交わした。

名刺を見てみると、首都圏以外の人も何人かいた。

「泊まりがけで来ているのか」

しかも、地方から来られている方の熱量が半端ない。

僕も、負けじと時間の許す限り他の島の方に挨拶にまわった。

そして、まもなく講義が始まって、参加者全員が席についた。

「それでは・・・」

事務局の方の説明が始まった。いよいよ丸1日かけたワークショップが始まった!

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