“金持ち父さん”を使う営業マンに気をつけろ。不動産初心者への警告

書評

いきなりだが、不動産賃貸業を始めようとする初心者の人に警告したい!

「金持ち父さん貧乏父さんを利用してくる営業マンに気をつけろ!」

これまで、ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」について僕なりの書評を書いてきたが、急にどうしたのか?と言われそうだ。

確かに、この書籍は、日本でも多くの不動産賃貸業をするサラリーマンを生んだことは間違いない。

また、不動産だけでなく、お金のバイブルとして多くの人に衝撃を与えてきた。

しかし、これだけ影響を与えた本なので、これを不動産を販売する営業マンが営業トークに巧みに活用しているのだ。

彼ら、投資用の不動産を販売している営業マンが言ってくることは、一見正しく聞こえる。

この「金持ち父さん貧乏父さん」で語られていることばかりである。

しかし問題は、その営業マンがすべて正しいことを言う訳ではないということだ。

たしかに、従業員(E)ではなく、最終的には投資家(I)を目指したほうがいいとか、自分のポケットにお金を入れてくれるものが資産だとか、そういった部分は本書で書かれている内容だ。

しかし、不動産が「節税になる」というキーワードが出てきたときには要注意だ。

たしかに金持ち父さん貧乏父さんには、節税については書かれているのだが、税金についてほぼ無知なサラリーマンは、「節税になる」というと、少しまわりのサラリーマンよりも賢くなっているような錯覚をしてしまう。

そこをついて、

「年収の高いあなたなら、節税効果が特に大きく見込まれますよ。しかも銀行も融資してくれるエリート属性ですし。」

なんて言われると、自分って特別な人間なのかって調子に乗ってしまうのだ。

少し勉強すればわかることなのだが、不動産賃貸業で収益物件を購入した後で節税になるというのは、言い換えれば「赤字になっている」ということだ。

つまり、税務署からしたら

「あかじになっちゃって可愛そうだから、サラリーマンの収入にかかる税金を安くしてあげるね」

と言われているようなものなのだ。

しかも、その節税効果だってたかが知れている。

その金持ち父さん貧乏父さんのほんの一部の「節税」というキーワードだけが独り歩きして、数千万円もする新築ワンルームマンションを買わせるテクニックは、さすがだ。

天才的と言わざるを得ない。

もちろん、そのような業者の営業マンの中には、本気でいい物件だと思って、「金持ち父さん貧乏父さん」の話を持ち出している人もいるだろう。

ただ、一つだけ言えるのは、いい物件だと思って売っている営業マンがむしろ判断が難しい。

このように、営業マンはあの手この手で不動産を売りに営業を仕掛けてくるわけだが、「金持ち父さん貧乏父さん」の話をしてきた時は特に注意してほしい。

かなり話がそれてしまったが、「金持ち父さん貧乏父さん」自体はとてもおすすめできる内容だ。

そして、この本を読んで実際に行動をすることがとても重要であるとともに、そういったサラリーマンを狙っている業者の営業マンもいることを忘れずに、大胆かつ慎重に不動産賃貸業をスタートしてほしいと思う。

コメント