初めて新築アパート投資セミナーに参加した感想

不動産賃貸業戦略

「狭いけど新築ってきれいだな」

僕は、新築アパートの販売をしている会社のセミナーに参加していた。

それまでは新築ワンルームマンションの営業と打ち合わせが多かったのだが、

ライターの仕事で、LP(ランディングページ)の制作の依頼があり、新築アパート投資の

セミナーを申し込みしたのだ。

会社名を聞いてみると、テレビでタレントを使ってCMをしているような大手の会社だ。

場所は東京某所と言っておこう。

場所を言ったら、おそらく、どこの会社かすぐに分かってしまうからだ。

駅からすぐの場所に佇むビルは、できたばかりの巨大なビルで超豪華。

以前、渋谷のワンルームマンションの販売会社に行ったときもそうだったのだが、

新築の物件を取り扱っている会社は、今どきの高級なオフィスに入居しているようである。

フロアは高層階にあり、僕が到着したときには、すでに何名かが受付を済ませていた。

そして、僕が気になったのは、アパートのショールームがあったことだった。

「ビルの中にアパートが建っているなんて!」

受付を済ませて中に入ると、そこにはアパートが建っていたのだ。

もちろん、アパートが丸ごと入っているわけではない。

一部ではあるが、ちゃんと外壁もあるし、1部屋分が用意されていた。

まずはセミナーを聞くために、そのアパートを通過した先の会議室に通された。

参加人数は30名くらいいただろうか。

席につくと、机の上には資料やペットボトルに入った飲み物、ノベルティなどが用意されていた。

さすが、大手の会社である。

僕は、ペットボトルのキャップをあけて、一口飲んで周りを見渡した。

私服できている人、スーツを着たサラリーマンっぽい人など様々だった。

性別も男性だけでなく女性も何名かいた。

「すごい熱気だな。」

テレビCMなどの影響は絶大なのだろうか。

これだけの人数を集客できるのは、大手だからこそできることなのだろう。

そして、セミナーがスタートした。

内容としては、新築ワンルームマンションの時と大きくは変わらなかったが、

エリアや立地についての話があった。

そして、家賃保証(サブリース)の話もあったが、もう僕からしたら耳タコだ。

まあ、ライターの仕事で参加しているようなものなので、聞き飽きていても、念のために内容は聞いておいた。

セミナーが終わると、個別相談が予定されていた。

僕も当然参加することになっていたので、自分の順番まで待つことになった。

その間に、部屋に建てられていたアパートのショールームも入らせてもらって見学をした。

そのアパートがすごかった。

僕は社会人になったばかりの頃に、千葉の田舎の方で家賃3万5千円のアパートに住んでいたことがあった。

ごく普通の、6帖の1kの間取りのアパートだった。

このショールームのアパートの1室は、とにかく綺麗で立体的な印象だった。

カタログ上の面積はかなり狭かった(おそらく18平米すらなかった気がする)が、1階にシャワールームとトイレ、そしてキッチンがあり、2階(ロフト)に寝るような感じの間取りだ。

最近の若い人は湯船に入らないので、最初からシャワーだけにしているそうだ。

それと、面積を小さくすることで家賃を安く抑えられて入居者が入りやすいようにできるとのことである。

部屋のデザインもシックな色で統一されていて、デザイナーズ物件と言っても良さそうである。

「こんなオシャレでキレイな物件なら僕も住みたいな。」

だんだんと、収益数字ではなく、感情に押し流されていく自分がいた。

そして、個別相談も中盤にさしかかり、いよいよ自分の名前が呼ばれた。

「こちらのお部屋へどうぞ」

かなり背の高い扉のある6人掛けくらいのミーティングルームに通された。

壁は木目調の高級感のある感じで、ガラストップのテーブルでキラキラしている。

何か自分が特別扱いされているように錯覚を起こしそうだ。

しばらく待っていると、部屋のドアがあいた。

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