「世界の新富裕層はなぜ『オルカン・S&P500』を買わないのか」を読んでみた【第1話】最初は“胡散臭い”と思った

世界の新富裕層はなぜ「オルカン・S&P500」を買わないのか

あなたは、このインフレの世の中でどう資産運用したらいいのか悩んでないだろうか。

僕は、不動産賃貸業をしているのだが、日本国内の物件だけだ。

この、「世界の新富裕層はなぜ「オルカン・S&P500」を買わないのか」著者は宮脇さきさんという若い女性だ。

僕は、この本を購入する前から、YouTubeで著者が運営をされている「さきの海外不動産しか勝たん:というチャンネルを視聴したことがあったので、見たことがある著者だった。

しかし僕は、この本が出版された2025年8月には、この本を購入しようとは思わなかったのだ。

理由は単純で「胡散臭かった」からだ。

なぜかと言うと、著者が配信している場所がドバイのブルジュハリファの部屋からだったからだ。

ブルジュ・ハリファというのは、高さ828mの世界最高峰の超高級マンションだ。

僕の中では、「ドバイ」「ブルジュ・ハリファ」と関連している人は胡散臭い人が多いイメージだったのだ。

いったい、何をしてドバイの超高級マンションに住んでいたのか分からない得体のしれない人。

そんなネガティブなイメージだったのだが、それと同時に、みんなが信じている「オルカン」「S&P500」を否定している点については、とても興味があった。

今の世の中は、NISAでオルカンやS&P500のインデックス投資するのが当たり前になった。

一昔前なら考えられない状況だ。

現に、社会人2年目の僕の娘は、誰に聞いたのか分からないが、毎月オルカンを購入している。

僕は、みんなが当たり前だと思っていることを、構造的に否定する人の意見に興味を持つことが多い。

今回はそんな感じだった。

この本の発売当初は、買おうと思わなかったのだが、発売から半年以上たったときに、ある税理士のYouTuberが、この本を取り上げていて思い出したのだ。

「ちょっと読んでみるか・・・」

そんな程度だったので、書店ではなくメルカリで購入した。

仕事から帰宅すると、この本が届いていた。

403ページもある、結構分厚い本だった。

このとき、僕自身はすでにオルカンやS&P500を売却していて、現金の比率を高めていた。

「逆に、何を推奨するつもりなのだろうか。この本を出版した目的は何なのだろう」

僕は、そこに興味を持った。

また、本を開いて読んでみると、この著者の生い立ちやこれまでの経歴についても書かれていたので、なぜそんなポジションになれたのかにも興味を持って読み進めたのだ。

残念ながら、そこには僕が期待した経歴の詳細は書かれていなかった。

2017年にビットコインが25万円程度だったときに、将来性を感じ取っての判断で購入したと。

その後、安定性を求めて不動産への投資もスタートしたとあった。

その後2021年にドバイに移住したようだが、正直言って、その最初の部分については再現性が全くなかったのだ。

確かに、新富裕層がどのように富裕層になったのかについて、いくつかタイプが示されているのだが、どちらかというと事業をして富裕層になったタイプばかりだ。

つまり、富裕層になった後に、どのような運用をすればいいのかという点にフォーカスしている本だった。

となると、僕のような凡人にはあまり意味のない本に思える。

ただ、書籍を出版しているということは、それなりにターゲット層(ペルソナ)を設定していて、本を購入するターゲットが何人くらいいるのかは調べているはずだ。

僕は、そう考えたときにピンときた。

「Youtubeの登録者数で出版を判断したのではないか」

おそらく、その考察は間違いなさそうだ。

ただ、富裕層ってそんなに多くないし、更に、この著者のチャンネル登録をする人の数は限られるだろう。

それなのに、チャンネル登録者数はかなりの数いる。

つまり、富裕層でない人も見ているということだ。

富裕層でない人が、富裕層の考えていることを見てみたい。

おそらく、そういったニーズに答えた本なのかもしれない。

僕は、そうとも知らずにこの本を購入した。このまま読まずに捨てるのももったいない。

富裕層って、どんなことを考えているのだろう。

僕は、最初に興味を持った方向性とは違う方向性でこの本を読んでみたくなったのだった。

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