「うわっ!すごい!」
僕は久々の映画館で初めての体験を堪能していた。
2026年5月15日に公開された映画「正直不動産」を5月16日の土曜日に早速見に行ったのだ。
しかも、MX4Dという音と映像以外に体感できるものだった。
この日のために、NHKで放送された「正直不動産」のシーズン1とシーズン2、そしてスペシャルを事前にアマプラで見てきた。
そして、4月1日に映画「正直不動産」が一部の映画館でMX4Dで上映されるという発表があり、せっかく見るならMX4D対応の映画館でみたいと思い、映画館を探していた。
自宅から近いところでは、ららぽーとTOKYO-BAYのTOHOシネマズだったので、予約をとったのだ。
当日の朝に3人分の予約をしたのだが、座席表を見てもまだ空きがあった。
そもそも僕は普段から映画を見ることがあまりない。
最後に見たのは、15年ほど前に子供と行ったプリキュアやポケモンなどの映画だ。
それ以来、映画館には足を踏み入れたことはない。
まるで、江戸時代からタイムスリップしてきたような人間だ。
そんな僕が、この映画「正直不動産」だけは映画館で見たいと思ったのだ。
待ちに待った映画「正直不動産」の上映。
前日は興奮して寝られず、朝は4時に目が覚めた。
この日のMX4D版の上映時間は15時。
最近の映画館は、座席指定で1回しか見ることができないと娘から聞いていた。
寝不足で途中で寝てしまったら完全にアウトだ。世知辛い世の中になってしまったものだ。
なので、午前中は横になって昼寝をして寝不足の解消をしてから出発することにした。
ららぽーとへは、自宅から車で向かったので、渋滞を考慮して少し早めに出発したのだが、渋滞もほとんどなかったため、上映の35分前に到着した。
妻と娘は時間があったので別行動にして、僕だけ先に3階の映画館に向かった。
「そういえば、この子も正直不動産でタメ口をつかうミネルヴァ不動産の雪野遥香役で出ていたな」
そこにはららぽーとのポスターが貼ってあり、イメージキャラクターの見上 愛さんが写っていた。
偶然ではあるが、ららぽーとでしか味わえない正直不動産つながりのポスターだ。
僕はまず、チケットカウンターの脇にあるグッズ売り場を見にいった。
正直不動産のグッズは、本の栞やクリアファイル、「登坂不動産」のロゴの入った金属製の名刺入れなどがあった。他の映画と比べると、それほど種類はなかった。
まだ公開して間もないせいもあるのかもしれない。
そして、入場時間の5分前になり、妻と娘がやってきた。
「ポップコーンでも買って入ろうか」
何しろ僕にとっては15年ぶりの映画館だ。
どうせなら豪勢にいきたい。
僕は店員に
「ポップコーンのキャラメル味のMを3個!」
と言った。たしかMサイズで価格は490円くらいだった。
「ちょっと!」
娘が僕にいった。
「多すぎだって!」
僕は、値段が安かったので、コップサイズのポップコーンをイメージしていたので、1人1個ずつと思っていたのだ。
娘に指摘されて、1個だけ注文すると、子どものおもちゃのバケツサイズのポップコーンが出てきた。
「こんなに大きいのか!」
早速のハプニングだった。娘に言われなかったら途方にくれていただろう。
娘が来る前に先走って買わなくてよかった。
入口でスマホのQRコードをかざして中に入り、ロッカーにカバンなどを入れた。
MX4Dの映画を見るときには、手荷物はロッカーに入れたほうがいいらしい。
1番の部屋に入り、指定した席についた。
「意外とこじんまりとしているんだな」
僕の最初の感想だった。
数百人入るのが映画館のイメージだったからだ。
ただ、前後のスペースも広く取られているし、何よりもシートの幅が広くてかなりゆったりしている。
これはいいシートだ。
しばらくCMが続いたが、照明が暗くなり、いよいよ山下智久演じる永瀬財地がスクリーンに現れた。
ゴゴゴゴゴゴ・・・・
急に椅子が揺れ始めた。
遊園地のアトラクションのようだ!
てっきり、正直不動産の永瀬が嘘をつこうとしたときに、風がビューンと吹くだけだと思っていたのだが、想像以上に激しい。
妻と娘も映画館にはたまに行っていたようだが、MX4Dは初めてで、驚きの声が出ていた。
ストーリーとしては、NHKで放映した正直不動産スペシャルのときの題材に近いといえば近いが、新しい法律知識なども出てくる。
僕は1週間前に不動産実務検定1級を受験したので、基本的な法律知識は理解していた。
ただ、新しいルールについては、僕も知らなかった部分があった。
後で妻と娘にもその法律の話は理解できたか聞いてみたが、正直そこだけは難しかったと言っていた。
ただ、その知識自体がキーポイントのストーリーになっているわけではないので安心してほしい。
僕は、正直不動産に出てくるキャラクターはみんな個性があって好きなのだが、桐山というキャラクターが特に気に入っている。
そんな桐山が今回の映画の中では、これまでに無いような一面を見せる。
これが良かった。
桐山といえば、市原隼人さんが演じているイカツイイメージ。
一匹狼の実力主義な感じが、来月から外資系の企業に転職する僕に似ていると思うからだ。
桐山はとにかく心理的な強さのあるキャラクターできていたのだが、今回の映画の中では弱さも見え隠れする。
それと、いつものように人に顔を近く寄せてくる感じ。
「近い近い近い!」
といつも心のなかで思っている。
永瀬が主人公ではあるのだが、今回の映画では桐山の心理状態を想像しながら見ると、とてもおもしろい。
この映画、たぶんMX4Dではない通常版で見ても面白いのかと聞かれたら、十分に楽しめると答えるだろう。
ただ、MX4Dの映画を体験したことがない人なら、ぜひこの機会にMX4D版の正直不動産を体感してほしいと思った。
正直不動産での様々なシーンに合わせて前後・左右にシートが揺れたり、風が吹く・水しぶきがかかるなどの特殊効果の演出。
そして、アクションシーンなどでの振動・衝撃の再現、背中や足元からの刺激など、MX4Dなら何倍も楽しめるからだ。
ちなみに僕が見に行ったときの料金は、通常料金2000円にプラスしてMX4Dの料金が1100円なので、合計3100円だった。
安くはないが、この楽しさを考えたら安いと感じる。
不動産に興味がある、ないにかかわらず、みんなが楽しめる映画だ。


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