阿部前監督のニュースを見て、不動産賃貸業でもAIとの付き合い方を考えた

不動産時事

「なんだか騒ぎすぎじゃないか?」

僕は先週、巨人の阿部慎之助前監督の騒動を見ていてそう思った。

実は僕はスポーツに全く興味がないので、あまりこの阿部監督のことは知らない。

マスコミの報道によると、子どもの兄弟喧嘩から発展し、阿部前監督が手を出したようだが、詳細まではよくわからない。

ただ僕からすると、この騒ぎは、まるで凶悪殺人犯について特集しているくらいの熱の入れようだ。

マスコミに対しては、いろいろと思うことはあるし、この件に関する意見も人それぞれだろう。

このニュースで僕が興味を持ったのは、阿部前監督がどうのこうのということではなく、娘さんがChatGPTに相談をして、児童相談所に電話をしたという点だ。

AIがなかった時代にはありえないことだからだ。僕が子供の頃にこの話を聞いたらSF小説の話だと思っただろう。

しかし、AIに人間が相談するというのは、子どもだけでなく大人だってやっている人が多いのではないだろうか。

ただ、AIには相談をしている人の環境や背景がわからないまま回答を出す。

今回の児童相談所へ連絡するという回答も、巨人軍の監督の娘ではなく、一般家庭の子どもへのアドバイスであれば、ある程度理解できる回答だ。

つまり、「一般的には」正しい回答と言える。

こういったAIが出してくる回答については、鵜呑みにするのが危険だということは、今回の件から教訓として理解しておかなければいけないと思う。

ここ最近、僕がやっている不動産賃貸業でもAIを活用している人が増えた。

画像生成や資料作成などで、生成AIを使っているが、トラブルの相談や契約書の内容確認などでも、今回の事件を教訓に、もう一度自分で考えることが必要だと思う。

僕も、生成AIが作成した文章をチェックして、何度も修正することがある。

先日、オーナーチェンジの物件の売却を依頼した仲介業者が、その入居者に接触してしまい、オーナーチェンジすることを伝えてしまったことがあった。

それを聞いた入居者が、これを機に退去すると言い出したのだ。

これは、完全に仲介業者側のミスである。

そんなタイミングで、退去スケジュールについて、その業者に連絡をするメッセージをChatGPTに生成させた。

すると、オーナーチェンジするという話を僕がする前に、仲介業者がしてしまったために、入居者が不審に思い、退去するという話に発展した事実が、ChatGPTが生成したメッセージに一切盛り込まれなかったのだ。

この事例は、大した話ではないのだが、こういう行間を読んだメッセージの生成は、生成AIは苦手だし、そこは人間が指摘して修正させる必要があるなと思った。

おそらく、生成AIを利用しているあなたなら、しばしばこのようなことはあるのではないだろうか。

それは、あなたがきちんと内容を理解して、自分の考えに合致しているかどうかを確認できているからだ。

不動産賃貸業でもそうだし、普段の本業でも生成AIで文章を作成したり、相談したりすることが当たり前になった今だからこそ、AIに依存しきった判断だけは避けなければならない。

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