「意外と自分はできているかもしれない」
この本の最終章である第5章「死ぬときに資産をゼロに!幸福を100にする最強ルール」を読んだ感想だ。
途中の章では、自分の状況とかけ離れていて、読むのをやめそうになったこともあったが、この最終章については、どんな人にも参考になることが書いてある。
この章のタイトルを読んだときに、僕が最初に頭に思い浮かべたのは、アメリカのビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO」のベストセラーだ。
僕は数年前にこの「DIE WITH ZERO」を読んで衝撃を受けた。
たしかに、死ぬときに銀行預金の通帳に大きな数字が書いてあるのを見て幸せだろうか。
その時その時でしかできないことに、お金を使わないでやらなかったら楽しいだろうか。
いろいろと考えさせられた。
まさにその「DIE WITH ZERO」のことを著者も解説していた。
僕の2人の子どもは、すでに1人は社会人だし、もう1人もまもなく社会に出る。
もう家族4人で旅行に行ったりできるのは、何回あるだろうか。
そして、中山美穂さんの死。
この出来事は僕の妻に衝撃を与えた。
このニュースを聞いた妻は、
「動けるうちにやりたいことをしよう!」
そういう考え方になったのだ。
なので、上の子どもが大学を卒業する頃に、僕の家族は旅行にお金を使った。
北海道や福岡など、これまであまり行けなかった遠方へ旅行した。
北海道では、20年以上前に仲の良かった妻の会社の同僚がホテルまで駆けつけてくれた。
家族との時間、そして友人との時間、こんなみんなが揃う時間はとても貴重だし、このときに決断しなかったら、一生実現できなかったかもしれない。
幸い、今でも家族4人で暮らしているので、家族旅行に出かけることはできる。
そう考えると、またどこかへ行きたくなった。
それと、この章には4つのFIREの話がでてくる。
その中で著者が推奨しているのはコーストFIREというものだ。
この著者の考えは、僕がとても納得できた。
なぜなら、僕は今、3週間仕事をしていない。
7年勤めた会社を退職して、次の会社に行くまでの3週間の有給消化中だからだ。
この時間は、まさにFIRE体験中と言っても過言ではない。
最初の1週間は、意外と忙しく予定があったのだが、2週目になると旅行やキャンプに時間を使った。
最後の3週目は、たまたま資格取得の講義で2日間スケジュールが入ったが、これがなかったら暇で仕方なかったかもしれない。
働いていたときは、暇ってうらやましいなと思っていたのだが、いざ暇になると正直辛い。
やはり、社会とのつながりをもち、適度に仕事をする。これが一番良さそうだ。
まあ、そのために僕は副業をして、将来本業にして「ゆるく稼ぐ」のを目標にしているのだが。
そして、冒頭で僕が「意外と自分はできているかもしれない」と思ったのは、本物の富裕層がやっている15の習慣だ。
すべては紹介できないのだが、特に、小さな節約をしないとか、インフレのある世界を理解するとか、キャッシュフローを作り出すことを意識するといった点は、実践できているし、とても共感できた。
特に、お金がないと「電気をこまめに消さなきゃ」とか「昼食はカップラーメンにする」とか、そういう細かいことを気にしたくなる。
でも、結局のところ、そのような小さな節約をしてもあまり変わらない。
それよりも、保険の見直しとか、投資するとか、大きなお金のほうを気にしたほうがいい。
僕の最近の口癖は、「食べ物は好きなものを食べよう。なぜなら自分の胃のサイズよりたくさん食べられないのだから。」というものだ。
この15の習慣は、誰にでも参考になるものばかりだ。
タイトルはオルカン・S&P500にフォーカスを当てているが、一般の人に一番参考になるのは、この15の習慣の部分だと思う。
最後に、この本は富裕層向けの内容も多く書いてあるのだが、僕のような普通のサラリーマンでも参考になるポイントは多くある。
ただ、内容によってはプライベートバンクの話など、一般人にはあまり関係なさそうな内容も多いことも事実だ。
そういった部分を読み飛ばして、最後の章まできちんと読むことで得られる知識は価値がある。
1つだけ言えるのは、これからは投資をしないリスクがあるということ。
ピンときた人は、この本を手に取ってみてはいかがだろう。


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